天敵

もうすぐ我が天敵が帰って来ます。僕の頭の中では永遠と帝国のマーチが鳴り響いております。

何としてもあれだけは死守しなければ……！

そして取り戻さなければ……！ソロモンの悪夢に奪われたガンダム試作２号機の如く華麗に強奪されたプレステ３を！

姉貴「ただいまー。取り敢えずテイルズ買ったからXbox貸しなさい」

僕「ひぃぃぃっ！これだけはご勘弁を！プレステ３は兎も角、スターオーシャンの新作をやるまでは……」

姉貴「お姉ちゃんの言う事が聞けないわけ？」

僕「や、止めて！その関節はそっちには曲がらな……いやぁぁぁっ！？か、貸します！貸しますから、今すぐサブミッション掛けるの止めてっ！」

姉貴「最初から素直に聞けば痛い目みなくて済んだのに。じゃあ、暫く借りるわ」

甥「兄ちゃん、どうしたの？」

僕「(Xboxが奪われた絶望で)何も見えない……」

姪「目が悪いの？なら、私大きくなったらお医者さんになって兄ちゃんの目を良くしてあげる！」

甥「僕もお医者さんになる！」

僕「お、お前ら……(この子達の優しさで涙が出て)前が見えません！」

……Xbox奪われちゃいました…。姉貴は悪魔だ。鬼だ。人間の屑だ。

でも、その子供の甥･姪が可愛い過ぎるー。クリスマス、何買ってやろうかなー。